このたび、家庭菜園で育てている芋の葉に「エスター」を散布し、その後の成長の経過を観察いたしました。観察を始めたのは同じ時期に植え付けた芋であり、いわば同じ条件のもとで育てている兄弟株のようなものです。そのため、本来であれば葉の大きさや形、茎の伸び方などに大きな差は生じにくいと考えられます。


ところが、実際に日々の変化を見守っておりますと、エスターを散布した芋とそうでない芋の間に、はっきりとした違いが表れてまいりました。特に顕著なのは葉の生長具合であり、葉の展開スピードや大きさの差が明確に感じ取れるのです。写真や実物をご覧いただければ一目瞭然ですが、並べて比較すると、まるで別の時期に植え付けたように感じられるほどの違いが見受けられます。
さらに、茎や葉の成長はもちろん違いますが、実際に収穫をして食べてみると、甘みやうまみがまったく異なり、そのおいしさに驚かされます。見た目の変化だけではなく、味わいにまで違いが現れるというのは非常に興味深い結果といえるでしょう。
この結果から、エスターの散布が芋の葉の生育に大きく影響を与えている可能性が高いと考えられます。今後も引き続き観察を続け、日ごとの変化や収穫時の差などを丁寧に記録し、皆さまにもご報告してまいりたいと思います。植物の成長を見守ることは、日々の小さな楽しみでありながら、こうした比較によって新たな気づきを得られる貴重な機会でもあります。